粉ミルクの2倍の値段の液体ミルクの解禁は本当に必要?災害・被災地に寄付された目的とは? 波線
母乳育児に関わる知識

粉ミルクの2倍の値段の液体ミルクの解禁は本当に必要?災害・被災地に寄付された目的とは?

液体ミルクが何かと話題になっており、私も実際に気になっていました。
東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨、北海道地震などで寄付され、注目を集めています。
ただ、メリットとして取り上げられてる半面、母乳育児を続けているママには使い方を間違えると阻害するものだというデメリットも。
色々な視点から、メリット、デメリットを探っていきます。

01.液体ミルクとは?メリットとデメリット

「液体ミルク」とは
ペットボトル容器や紙パックに入った赤ちゃん、新生児に直ぐ授乳できるよう調乳済みで販売されている乳児用ミルクです。

私は母乳育児の手助けをしたくてこのホームページを開設しました。
しかし、母乳育児が一番いい!と言いたいのではありません。
粉ミルク、液体ミルク、母乳、どれを選ぶかはママとその家族です。
おっぱいを他人に触られるのが苦痛の方、母乳の成分を分解できない赤ちゃん、パパや兄弟も哺乳瓶で授乳を手伝いたいなど、その家庭の背景によって様々な選択肢があります。
ただ、大切なママの赤ちゃんに何を与えるか、選べるからこそ知っておくべきメリット、デメリットがあります。

液体ミルクのメリットとデメリット

  1. メリット
    調乳の手間が軽減される
    母親不在時にも授乳ができる
    水や燃料不足でも飲める
    常温保存が可能
    哺乳瓶を洗い消毒する手間がない
  2. デメリット
    値段が高い(粉ミルクの約2倍弱)
    赤ちゃんが好みそれしか飲まない場合、安易に手に入る環境でないことも(現状)
    店頭寿命が短い(賞味期限が短い)
    国内生産がない(現状)
    ゴミが出る
    保存時にスペースを取る

02.なぜ、災害・被災地に液体ミルクは寄付されているのか?

東日本大震災時にフィンランドに住む、ママさんの善意で寄付されたのが液体ミルクのきっかけなようです。
そこから、熊本地震では日本フィンランド友好議員連盟のイニシアチブによりフィンランド企業より、大使を経て無償で提供されたそうです。

しかし、本当に善意なのだろうか?と疑問の声も。
日本への液体ミルク企業の参入による、マーケティングだったとしたら・・・良い宣伝になったでしょう。
無料でサンプルを配り、ミルクのメリットを伝え、このミルクしか使えない様に乳幼児や家族をコントロールできます。
本当に液体ミルクが必要だったのかは、被災地にしか分かりませんが。
大量に残り、破棄したなんて噂も、ちらほら。

そして、無視できないのが「母乳育児の保護へ母乳代用品のマーケティングに関する国際規準(WHOコード)」です。
企業の売り上げばかりに目がいき、不必要な母乳代用品が赤ちゃんとママの母乳育児を邪魔していないかという世界基準があるのです!

例えば
何も知らない初産婦さんが、
信頼してる産婦人科で出産祝いにたくさんの液体ミルクを貰ったとします。
無料でたくさんもらえて、
初産婦さんの家族は家計的にも嬉しいし、
待遇がいいなとSNSや友達に拡散。
初産婦さんは母乳で育てたかったかもしれないけど、
無料でミルクが貰えたのでそれを使うでしょう。
その後、液体ミルクが無くなったら液体ミルクを買い足すでしょう。
でも、産院と同じ液体ミルクを買った方がいいと思いますよね。
産院に提供した液体ミルク会社は、1人の乳児から派生し、
1年以上は顧客が付く。
それが数百人、数千人といれば大儲かり!!!!
無料で貰えたらサンプルが、
結果、産後の家計を圧迫することも。

そして、この怖いところは液体ミルクは家計だけを圧迫するのではありません!
もし、そのミルクが災害や紛争などで手に入らなかったら?
赤ちゃんが他のミルクを嫌がったら?
ミルクを温める道具がなかったら?
ミルクを買うお金が無くなったら?
アレルギーが急にでてしまったら?

ワンポイント
その為に、安全で安心な乳児への環境づくりを
「母乳育児の保護へ母乳代用品のマーケティングに関する国際規準(WHOコード)」として設け、守っていこうとしています。
ネスレ・ボイコットの二の舞が起きないようにしたいですね。

日本でもいつ、紛争や災害が起きてもおかしくありません。
だから、母乳育児の軌道に乗ってる方であれば尚更、
母乳の維持を行うことが結果一番安全だと現状では言われているのです。
災害時の支援にも、こう言った知識があるとないでは判断が違います。
母乳育児の方は、母乳育児の維持の為に授乳時の安全な空間の確保を務めるべきです。
粉ミルクや液体ミルクの方は、きれいな水や哺乳瓶の確保。

そして、継続的にそれができるかも視野に入れておきたいところです。

絶対ダメ
母乳が出ているのに、試してみようと粉ミルクや液体ミルクに手を出す必要がないのです。
母乳を中断すると、戻ることは日がたつほど難しくなります。
赤ちゃんの栄養方法を断ってしまうことにつながる可能性も。

液体ミルク会社はここまでは考えていないと思いますが、予測できる事態があるのであれば、回避したいのは当然な事。
液体ミルク会社は企業として、どこまで責任をとれるか・・・

ここからは私の意見ですが、
まずは母乳の軌道が乗るようにしっかり指導(知識・抱き方・吸わせ方)してもらい、
母乳育児のいいスタートがきれることが肝心かな。
その後、その家庭にあった育児の仕方(母乳OR粉ミルクOR液体ミルク)を選ぶべき。
母乳、粉ミルク、液体ミルクのメリットデメリットを理解してからなら、選んだ者の責任ですからね。
また、医学的に粉ミルクを必要としている子もいます。
一概に母乳代用品がダメというわけではないのです。
粉ミルク企業さんの日々の研究が、私たち子孫の今後につながっているのは事実です。
液体ミルクも医学的な根拠があり、母乳で育たない赤ちゃんにとっていい形で届くと良いなぁ。
液体ミルクにしかできない、育児支援ができることを願っています。

お互い企業の利益の為だけに、ママや赤ちゃんを危険(妨害)にさらしてはいけないというお話です。

03.厚生労働省が液体ミルクを解禁した理由とは?

都知事である、小池百合子さんが「液体ミルクに関する関係者会合」に出席し、
後に内閣府特命大臣に直接要請した。
オリンピックで家族連れの訪日外国人が増えるであろうことも法改正を後押ししたとのことです。
都知事の力ってすごいですね。

液体ミルク解禁により、ママの育児への軽減やパパの育児参加が注目を集めています。
東京都防災ホームページより「乳児用液体ミルクについて」
ママと赤ちゃんの為の解禁というよりは、
オリンピックに向けてのマーケティングの臭いがしますが・・・やっぱり金か!?!?

液体ミルクでもママと赤ちゃんが安全で幸せな育児ができるのなら、
一番のいいのではと思っています。

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